映画「日本の青空」 ― 2007年10月22日 23時45分20秒

生ゴミ処理機のすき間に入り込むのがお気に入りのニャオス。
日に日に悪猫になっていくので困っているのだが、猫飼い友達が言うには「え~っ! 爪とぎで爪をとぐの? すごいよ! ニャオスはすごいおりこうさんだよ!!!」とのことです。・・・そうなの?
「日本の青空」を見てきました。
パレット市民劇場で、一日だけ上映していました。
会場を見回すと、ほとんどが私よりお兄さんお姉さんです。
こういう年齢の人たちと見る映画は、それだけで楽しい。
なぜなら、きちんと反応しながら映画をご覧になるからです。
買ってきた新聞を広げて、発表された憲法条文を読む鈴木安蔵ご夫婦。
戦争放棄や、男女同権、普通選挙のことなどを、喜び合う2人。
スクリーンの中のご夫婦は、髪もきれいに整えて、きちんと着物を着ています。
(これはちょっときれいすぎるな・・・といらないツッコミをするワタシ)
会場から、安堵のため息があちこちから聞こえてきました。
「ああ、よかったよかった・・・」と、皆さん心底共感しておられるのです。
そんな会場の皆さんに対して涙が出ました。
沖縄では、その頃、米軍のやりたい放題に苦しんでいたはずです。
平和憲法はただあこがれるだけの遠い存在で、軍政下の生活を強いられていたのです。
でも、皆さんは純粋に映画を楽しみ、もし一人が立ち上がって拍手したら、会場中がスタンディングオベーションになること間違いなかったでしょう。
そのぐらい、大喜びされているのです。
映画の時代から四半世紀後、やっと沖縄の人たちも平和憲法の青空を見上げることができ・・・・あ、あれ?
ステルス飛んだりしてますけど何か。
オスプレイ来そうですけど何か。
映画のラストシーン、お花の種を入れた小袋をぶら下げた風船を、一気に空に放流してめでたしめでたしなんですが、ゴミ拾いのワタシとしては「やめれーーーーー!!!!」と叫びたかったです。
あのラストは完全にいただけなかったなあ・・・・。
映画の内容が全部、余計な風船飛ばしのシーンと共に飛んでいってしまいました。。。。
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