モノ屋敷 ゴミ屋敷 32010年02月01日 21時15分19秒

丸いケーキを買ったら、かわいい箱に入れてくれる。
箱は折りたたんで、大事にしまう。
ケーキをそっと出したつもりだったけど、やっぱり箱にクリームがついていたらしい。
カビで染みになった箱が出てきましたよ。
義母のうちの話ではなくて、ワタクシですよ。
ケーキを焼いて、友達のうちに持っていって、楽しくお茶する夢でもみていたんだろうが、ヒトサマに差し上げられるケーキが焼けたことは一度もないぞ。
一年に一度、焼くかどうかだし。
ストックしていたケーキの箱は全部捨てますとも!


さて、義母のアパートは2部屋とキッチンという間取りだった。
押入れのある1部屋は全部モノ(ほとんど洋服)で埋まっていて、自由に出入りできたのは、黒猫クロちゃんだけ。
クロちゃんにとっては、身を隠すところもたくさんあり、登ったり降りたりの運動もできる理想的な空間だったことだろう。
しかし、引越の話が出たのは1年も前のことなので、親戚知人が片付け手伝いに呼ばれ、片付けはともかく洋服をごっそりお持ち帰りしていたらしい。
だから、クロちゃんでなくても入って動ける空間ができていたのは実にありがたいことでした。
だけど、車に洋服を満載していったみなさんのおうちが、モノ屋敷度をアップさせたわけですね。それともすでにゴミ屋敷なのかもしれません。

洋服以外の分類不能グッズを、手当たり次第にゴミ袋に投げ込んでいると、義母の友達の知人(関係性不明)が来ました。
鏡台をあげる約束をしていたのだそうです。
鏡台はホコリが積もっているし、引き出しもゴミだらけ。
でも、その人は、平気で運び出していきます。
「カラーボックスもください」
湿気でたわんでいるホコリだらけのカラーボックスも引き取られていきました。
ついでに聞いてみました。
「この衣装ケースの中は、全部毛糸なんですけど、いりませんか?」
「あら、もらっていいの?」
「どうぞどうぞ。こっちは布です」
「それももらうわ」

ゴミ屋敷の種を蒔いてどうするよ、私。

モノ屋敷 ゴミ屋敷 42010年02月02日 23時13分46秒

友達が、長年住んだ一軒家から引っ越す準備をしている。
ご両親と兄妹の6人で暮らした家に、今はお母さんと友達と犬のモモちゃんが住んでいる。

友達のお母さんはモノを捨てない人で、友達が捨てたゴミを、また家に持って帰ってきたりする。
押入れを開けると、古いモノがたくさん出てくるのだそうだ。
商品券の束が出てきたのだが、留めていた輪ゴムがとろけてひっついているとか。だいたい今、デパートに持っていっても、誰も見たことのないデザインだから使えるかどうか。
贈答品のシーツ、バスタオル、タオルケットが箱のまま出てくるけど、その数が半端じゃない。
シーツ塚やバスタオル塚が家の中に存在していたわけだ。

「父親が入院したとき、バスタオルを用意してくださいって言われて、何枚も買ったのに、こんなにたくさんあったとは」
「私も母も穴の開いたシーツとボロボロのタオルケットを使っているというのに」
「ホコリが目に入って目がかゆい。ホウ酸も出てきたから目を洗おうと思うんだけど使えるかな。すっごく古そう。雲母状なんだけど」

友達が自力で整理するのは大変だ。
物置は、壊れた家電製品でいっぱいなのだと言う。
モノ屋敷というより博物館に近いかも。

「本はかなり売ったよ。だけど雑誌は5年以上経ったら廃棄だって言われた。『詩とメルヘン』と『月刊絵本』がたくさんあるけど、廃棄されるのはもったいないよね。ほしい人いないかな」

詩とメルヘンは、やなせたかしさんが主宰していた雑誌で、月刊絵本は永田萌さんの表紙が印象深かった。30年くらい前の本だ。

もったいない! 高く売れないかな。やなせさんがお亡くなりになったら高騰しそうだけど・・・という私に、友達は冷静だった。

「だけど、私たちのほうが、やなせさんより早く死ぬよ」
・・・・ごもっともです・・・。

ゴミ屋敷候補2010年02月03日 22時57分34秒

ふと気がついたら自分の部屋がゴミ部屋になっていて、唖然呆然としている人も多いのだろう。
ネットで検索してみたら、励ましあって片づけをしている掲示板があった。
散らかり度合いを「可視床率」で表現していたので、なんとわかりやすい言葉だろうと感心しながら笑ってしまった。
私の場合、可視テーブル率がどんどん低くなっていく傾向がある。
ごちゃごちゃと散らかっているテーブルに、なんとかスペースを作ってご飯を食べるのがすごく情けない。
猫がテーブルに飛び乗って、新聞や本のなだれを起こしたりするのだ。
刑事ドラマを見ていると、刑事さんが部屋に上がってお茶を飲んだりしているではないか。
うちに刑事さんが来たら、どこでお茶をだせばいいのか?(来ないけど)

理由はともかく、テーブル周りを片付けて、すっきりしたいと思いました。

片付け開始。
片付ける前より散らかるのは何故?
可視テーブル率0%
ガラスビンがたくさんあります。
ビンフェチなので、捨てません。
茶色のタコツボは、みんとさんがわざわざ運んできてくださったタコツボです。

使いかけの乾物や豆類をガラスビンに入れて見やすくしました。
ガラスビンは一列に並べるだけで、棚の奥には入れないことにしました。
奥にあるビンは存在を忘れてしまいます。

今日はこのぐらいで勘弁してやることにしました。
お茶でも飲みましょう。
片付きました。可視テーブル率80%
さて、洗ったガラスビンをどこにしまえばいいのか・・・。

モノ屋敷 ゴミ屋敷 52010年02月04日 13時33分15秒

イギリスに留学した知人はこう言っていた。
「こっちの人は、穴の開いた服を平気で着てるよ。スカートも靴下も何枚か重ねると、穴の場所がずれるから大丈夫って」
「ラップの切り取りは紙歯。ラップがなくなる頃にはヘロヘロになっているけど問題ない。たまごパックも紙製でスーパーで回収していて何度でも使うよ」

中国で暮らした友達の話。
「感動したのは、コルクのフタ屋さん。大きなフタからちっちゃいフタまであって、どんなビンでもOK。そういえば、ビンの本体よりもフタが先にだめになるよね。ビンを持ってお店に行くと、丁度いいフタをさっと選んでくれるの」

私はそういう話が大好物。ほかのお土産話は忘れてしまっても、しつこく覚えている。
映画「初恋のきた道」を見ても、割れたどんぶりを針金で接いだ場面が最高!と思うタイプ。
そんな私が、モノを捨てることなんかできませんよ。
だけど、「モノを捨てない」と「モノを大事にする」はイコールではないんですね。
やっと気がつきました。(遅い)


義母の引越で、とにかくラッキーだったのは、冷蔵庫が空だったことだ。
引越屋さんに「不用品処理・引越・掃除」の3点セットをお願いしたが、「生ゴミは処分できません」とのこと。
義母の冷蔵庫は数ヶ月前に壊れていて、「引越してから次を調達する」と決めていた。
もし、中身がそのまま残っていた場合、片付けの労力は計り知れない。
冷蔵庫の中なんてスリラーというかホラーというかスプラッタですから。
ましてや義母の冷蔵庫は、「○○さんが持ってきた」とかで、奇妙に巨大なしろものだった。

捨てるモノをどんどんゴミ袋やダンボール箱に詰め込みながら、雪の八甲田山を彷徨っているような気持ちだったが、冷蔵庫に関しては「天は私を見放さなかった!」と思わずにいられませんでした。

久しぶり2010年02月05日 23時14分28秒

じゃん!
たんすにジュゴン染めました
久々に染めました。
今回は、ピーナツの殻です。
ピーナツの殻をしこたま溜め込んでいたので、ここで全部使いました。

辺野古の新基地建設もなくなりますのでね。これが最後のたんすにジュゴンになることでしょう。はい。